治療法・緩和法

ビジュアルスノウが治った人はいる?治療で最大80%軽減した事例をご紹介

海外でビジュアルスノウ症候群(視界砂嵐症候群、雪視症、小雪症候群、以下ビジュアルスノウ)について研究をしている方の一人に、検眼医テリー・サングという方がいらっしゃいます。

その方の治療を受け、「ビジュアルスノウの各症状が最大で80%程度治った」との報告がありました。海外掲示板Redditに投稿されたスレッド「Terry Tsang Update 14 Weeks In」より、その患者さんの体験談をご紹介します。

彼いわく、「長年の闘病により、毎日自殺願望があったが、今はとても気分がよい」とのことです。

ビジュアルスノウの寄付が必要な理由ビジュアルスノウ症候群(視界砂嵐症候群、雪視症、小雪症候群、Visual Snow、以下ビジュアルスノウ)で苦しんでいる患者さんがたくさ...

ビジュアルスノウの症状が改善した方の体験談

こんにちは。私は以前テリー・サング医師の治療を受けるため、8月に彼女の元に訪れる予定だと投稿をしました。

元々は9月まで滞在する予定でした。しかし滞在期間が長ければ長いほど有益であると彼女に告げられたため、10月中旬まで滞在することになりました。

現在も未だ治療中です。いまはバンクーバーに帰省していますが、1週間に1度 Zoom(ビデオ通話)を通して治療を実施しています。

今回の報告内容が良い知らせであることを嬉しく思います。

以前の過酷な症状に比べて、現在はとてもよくなったと感じています。治療を受け初めて10週間ほど経ったころからビジュアルスノウの各症状が改善をし始めました。

そこにたどり着くまでは非常に過酷な道でした。たくさんのエクササイズは一時的に症状を悪化させてしまいました。ときには行うことが困難な状態に陥り、治療を一時中止しなければいけないこともあったほどです。

もしも妻が継続的に私を激励していなければ、おそらく私は途中で治療を諦めていたでしょう。

治療を行うなかで、カリフォルニア州オレンジ郡のような日当たりがよく眩しい光がある環境に身を置くのは大変なことでした。

しかしながら14週間経過した今、私の症状は以前とは異なります。まだ実施しなければいけない治療用エクササイズがたくさん残っていますが、現在段階での症状ごとの改善度合いは次のとおりです。

ビジュアルスノウの各症状の治り具合

耳鳴り

ビジュアルスノウの耳鳴りは以前までに比べておよそ60~70%改善しました。未だに耳鳴りがありますが、対処するのがとても簡単になりました。1週間ごとに症状の改善を実感しています。耳鳴りの最高値は低くなり、最低値も低くなりました。

複視・ゴースティング

ビジュアルスノウの複視・ゴースティングはおよそ70~80%改善しました。今では遠く離れたテレビの文字や遠く離れたネオンサインの文字をゴースティングがない状態で読めます。

内視現象

空を見上げてみると、砂嵐・ブルーフィールド内視現象がおよそ40%改善したことがわかります。

羞明(しゅうめい)

現在は、明るく晴れた日だけサングラスを着用しています。かつてはどんなときでも着用していましたが、今はそのようなことはありません。

陰性残像

およそ20~60%改善しました(日によってムラあり)。

陽性残像

およそ20~80%改善しました(日によってムラあり)。調子がよい日には、症状にまったく気づきません。

砂嵐

日中はとても調子がよいです。およそ30%改善しました。夜は大幅に変化をします。おおむね10~15%の改善です。

閉眼幻視(目を閉じた際の砂嵐)

変化なし。

飛蚊症

変化なし。幅広いその他の症状が改善したことから、以前と比べると現在はほとんど気にならなくなりました。

不安と抑うつ

ビジュアルスノウ由来の不安と抑うつは80~90%改善しました。

睡眠

以前は入眠までに1時間~2時間を有していましたが、今は15分~20分ほどで入眠できます。

ブレインフォグ(頭のモヤモヤ)

80%改善しました。私はプログラマーであり、治療前はVSSを患う以前のように仕事に取り組めていませんでした。しかし現在は随分と仕事をできるようになったと感じます。

ビジュアルスノウの治療を受けての感想

これまで費やしてきたモノのなかで、もっとも有益なお金の使い道であったと感じています。

治療を受けるまでは毎日自殺願望があり、何度も精神病棟に連れていかれた経験がありました。しかし、今はそういった願望は一切ありません。

今回の治療を評価すると10点満点中10点です。この先数か月のうちに、症状がどのように変化をしていくのかを観察することが楽しみです。(終わり)

補足(陽性残像・陰性残像)

体験談を投稿された方は、残像の症状を「陽性残像」「陰性残像」と表現しています。これはおそらく「反復視(過度の残像、トレイリング)」を表現しているのだと考えられます。ビジュアルスノウについて研究している海外研究チーム発行の診断基準(大学教授・医師監修)では、残像の項目において下記のように説明されています。

Palinopsia (persistent recurrence of a visual image and/or trailing images after the stimulus has been removed)

反復視(視覚画像の保続、刺激が取り除かれた後に生じる引きずられる像)

引用元:Diagnostic Criteria | Visual Snow Initiative

※症状の呼称については論文・資料ごとにバラつきがあります。当サイトでは「視覚画像の保続」は「過度の残像」、「刺激が取り除かれた後に生じる引きずられる像」は「トレイリング」と呼称しています。

このため患者さんが原文で発言した「陽性残像」「陰性残像」とはこれらのことを指しているのでしょう。反復視の各症状については、下記の記事で画像・動画つきで解説していますので、ぜひご覧ください。

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