Dr. Charles Shidlofskyによるビジュアルスノウに関するQ & Aを翻訳しました。
どうして研究に参加してくださったのですか?
私の名前はチャールズ・シャドロフスキー。テキサス州プレイノの神経検眼医です。ある一人の患者さんの治療に成功したことをキッカケにこの研究に参加しました。その後、スポーツ月刊誌『スポーツ・イラストレイテッド』にて、治療に成功した患者さんの記事が掲載されました。私はそのときにVisual Snow Initiative(VSI)に連絡を取ったのです。
するとちょうど彼らはカリフォルニア州在籍の別の医師テリー・サング氏に連絡中でした。その後VSIの仲介を通して私とテリー医師は出会い、お互いに研究に参加することを決めたのです。
どのような経緯で研究が始まったのですか?
テリー医師と私が一緒に、研究のパラメーター(結果に影響を与える諸要素)をとりまとめ、研究形式を決定しました。また”視覚的快適指数”を用いることにしました。
研究の始めに、参加した患者さんにアンケート調査を行います。その後、研究の中盤に再度同じことを行います。また研究の最後についても同様です。これにより、患者さんのどの症状がどの程度変化したのかを確かめる予定です。
患者さんの容態が50%改善すれば、彼らの人生の質は50%よりも大幅に向上します。私達医師にとって患者さんが研究の最後にどのように変化するかが非常に重要なこととなります。
現時点で研究は成功していますか?
治療を施した人からのフィードバックによると、多くの患者さんは症状の改善を示しています。最終的には非常に優れた成果をだせることをとても期待しています。
どのような方法で患者さんを治療されているのですか?
全ての患者さんは、個々に異なる度合いの異なる症状を有しています。このため、非常に慎重に患者さんの病状を測定する必要があります。そしてその結果をもとに、個々の患者さんに適した治療プランを計画します。
私達は何が効果的で、何がそうではないのかを見つけようとしています。
それらをとりまとめ、やがては、他の医師にも治療法を教える予定です。これにより、患者さんは自身の病状を改善できるでしょう。
研究はいつ終わりそうですか?
2021年の6月、遅くとも夏の終わりまでには治験を終える予定です。
研究結果をどのように公表する予定ですか?
治験終了後は、まずは結果や治験内容を分析します。また患者さんの病歴を確認する予定です。あるビジュアルスノウ患者さんは過去に脳しんとうを発症していたかもしれませんし、片頭痛を発症していたかもしれません。そういった病歴とビジュアルスノウ発症との関係を探ります。
そういった病歴とも照らし合わせて、さらに患者さんをグループわけします。そしてどのグループ、どの人がもっとも症状が改善したのか、あるいはしなかったのかを調査する予定です。
最終的にはVisual Snow Initiative主催の会議にて、それらの研究結果を公表し、その結果をビジュアルスノウコミュニティに共有するつもりです。そして願わくば、私達のサービスをこのコミュニティ外にも拡大させるために、医師のもとに赴き、効果があることが判明した治療法を伝授する計画を立てています。