先日、「ビジュアルスノウを日本の眼科で診断できる可能性が浮上」にて、ビジュアルスノウ患者特有のコントラスト感度の異常に着目し、コントラスト感度測定放置を用いた診断ができるかもしれない、とのご報告をしました。
実は2021年にモナシュ大学研究チームがビジュアルスノウ症候群(視界砂嵐症候群)の診断装置の開発に成功したとのニュースが入りました。
当記事では、具体的にどのような器具を使っているのか、どのように利用できるのかについてご紹介します。
ビジュアルスノウ(視界砂嵐症候群)の診断に使う装置の詳細
診断ではどのような装置が利用されるのですか?
動画投稿日:2021/03/16
現在使用している機械「アイトラッカー(目の動きを追跡、計測する機械)」はまだ研究用であるため、暗い部屋や患者さんに座っていただく机などが必要です。
コンピューターの画面上にターゲットを表示させ、赤外線ビデオカメラで眼球の動きを正確に記録します。
現在は、VSI(Visual Snow Initiative)の方々の支援を受けながらより使い勝手のいいシステムの開発を進めているところです。
これから数か月で、少なくとも試作機が完成することを期待しています。
アイトラッカーはどのように利用できますか?
動画投稿日:2021/03/16
ゲーマーが装着しているのと同じようなVRのゴーグルを用います。ケーブルでラップトップ・コンピュータに接続して使用するため、持ち運びがしやすく(複雑な操作なく)簡単に使用できます。